2008/04/05

朝食シリアル?そんなにうまいんか

ケロッグ博士 (新潮文庫)ケロッグ博士 (新潮文庫)
T.Coraghessan Boyle 柳瀬 尚紀

新潮社 1996-09
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CS放送を見ていたら、「アメリカ人は何を食べてきたか American Eats」と言うテーマで「朝食シリアル」を取り上げていたドキュメント番組をやっていた。ヒストリーチャンネルかな?これを見るとアメリカ人は全員毎朝シリアルを食べているみたいに見える。

アメリカ人の食事の歴史を遡ると、19世紀後半以前のシリアルが生まれる前までは、アメリカ人は豚の丸焼きとか各種動物の肝臓ソテー、豚足ピクルス!とかとにかく脂っこい肉ばっかり食べていたらしく、胃もたれや痛風が当たり前だったそうである。聞いただけで胸やけしそうな話である。そこにファンダメンタルなキリスト宗教家が肉ばっかり食べちゃいかんということで、穀物を食べやすくしたものを提供しようと言うことでシリアルの元祖が生まれたようである。どうやら肉ばっかり食べると心が汚れるらしいとの発想のようである。そもそもの動機は宗教的な理由のようである。

それからケロッグ博士とかその他競合相手が20世紀に入っていろいろと小麦やトウモロコシや米なんかも駆使して、みんなに受ける製品開発競争(広告戦争も含め)を展開していき、今に至るようであるが、現在ではいろんなシリアル(形や材料や色など)を自分仕様にいろいろに混ぜてオリジナルシリアルが食べられるシリアルバー(シリアルカフェ?)なるものが受けているとの話である。それくらいシリアルが好きらしい。

シリアルがそんなにうまいものなんて思ったこともないので、このテレビを見たときはちょっとカルチャーショックを受けた。自分にとって見るとシリアルなんて、味のないお菓子に牛乳かけて食べる実に貧乏くさくて不健康な感じのする食べ物に見えていた。食事と言うよりはなんかスナックを食べてる感じ(たぶんチョコフレークの影響だと思いますが・・・)。しかし、このテレビ見たらちょっと朝にシリアルでも食べてみるかな?というかシリアルも色々あるみたいなので様々なシリアルでも食べ比べしてみようか?なんて気になってきたのが怖いw

しかし、マクドナルドだとかケンタッキーだとかアメリカの食べ物というか食スタイルはあんまりヘルシーなイメージが全然ない。ドナルドキャラとかサンダースおじさんとか子供うけするキャラクターでイメージごまかしてる感がありあり。それでもやっぱり小さい頃から食べてるとそれが味の原点になっちゃうとこが怖いですね。自分なんかもおいしいラーメン屋のラーメンとは別次元でチキンラーメンがうまいとか思うのはやっぱり小さい頃に食べてたベビースターラーメンの影響かな?と思っちゃいますもん。

アメリカの文化って世界中を浸食してるイメージがありますが、このシリアルだけは自分としては大変びっくりしたのと日本では受けないだろうとちょっと思った次第なのでここに書き記します。(おわり)

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