2008/04/04

カートコバーン ~天国のカリスマはもと隣の家~

カートコバーン/トリビュートカートコバーン/トリビュート
ローリングストーン誌 丸山 京子

シンコーミュージック 1998-12-10
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カートコバーン(Kurt Cobain)について書いてみたいと思います。94年に自殺したNirvanaのボーカルの人ですが、90年代のロックシーンを語る上では外せない、日本で言えばhideのようなカリスマ性を持った人です。

なぜこの人のことについて書くかというと、Nirvanaで一番有名な曲"Smells Like Teen Spirit"が出た91年は、自分まだ大学3年生だったんですが、その頃あまりロックは聴かなかったので全然知りませんでした。また自殺した94年は自分が就職したばかりでしたが、死んだのも知りません。

自分が20代前半というまだ多感であるはずの時期にノータッチだった人ということで、リアルタイムにNirvana現象を体感できていたはずが体験できなかったという意味で、最近なんだか気になるのです…

Nirvanaのようなロックはいわゆるグランジとかオルタナティブに属するものなんですが、振り返ってみると、自分が90年代に聴いたオルタナってこの"Smells Like Teen Spirit"とRage Against The Machineの"Bulls On Parade"ぐらいしかない。

最近になってRising Sun Rock Fes.とか行くようになってから、やたらとロックがマイブームなのですが、自分のロックの知識は80年代のヴァンヘイレンの"Jump"から止まっているので、遡ってロックの歴史というか名盤を借りあさっているのですがなかなか耳が追いつきません。

話はカートコバーンに戻りますが、なぜこの人を取り上げたかというと、自分が今まで知っているカリスマというのは、自分が物心ついたときには既に死んでいるか(たとえば、ジョンレノンとかポップアートのアンディ・ウォーホルとか)、物心ついてから死んでてもある程度リアルタイムに生前が分かる(hideとか尾崎豊など)人がほとんどなんですが、なぜかこのカートコバーンと言う人だけは、多感であるはずの時期にノータッチだったのです!(繰り返しですが・・・)

そう言う意味で、リアルタイムにこのNirvana現象を体感してないことが何だか下の世代に対して恥ずかしいと思ってしまうのです。ドコに目を付けて生きてんだ!?見たいな感じでしょうかw

結局、気になるということだけで話が終始しましたが、自分のロック暗黒時代(ロックを聴いてなかった時期)に存在したリアルタイムなのにリアルタイムに存在を感じ取れなかったカリスマがカートコバーンなのです。自分が一目惚れした女の子が既に死んでいて、実は自分の家の隣に住んでいた!みたいな感覚でしょうか…(終)

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