2008/07/04

最初で最後のネトゲ EverQuest II 2年半のプレイを総括してみる

【まえおき】
EQIIと自分との付き合いについて書いてみたところ、自分のブログ史上とんでもない長文になってしまったことをお詫びいたします…。

【このゲームとの出会い】
自分がここ近年やるゲームといえば、洋物MMORPGの"EverQuestII"というゲームです。略してEQII。

詳しくは、ウィキペディアでも見ていただいたほうが詳しく解説しているとおもいますが、IIの前のIはアメリカでEverCrackと呼ばれたほど中毒性の高いネットゲームとして悪名?高かったのですが、その反省なのかIIは社会人などライトなユーザーでもやりやすいといううたい文句で、2006年のお正月があまりにも暇だったためトライアルバージョンから手を染めて今に至ります。ということで、かれこれ2年半の付き合いになります。

ログを見ると2年半のうち、このゲームのプレイ実時間が76日19時間26分、2年半で割ると1日平均2時間という(削除したキャラクターに3ヶ月くらい費やしているので実際はそれ以上)、自分としては驚くべき時間を費やしているゲームについて、書き記しておきたいと思います。

【プレイ初期】
このゲームがMMORPG初体験であり、かつ最後にプレイしているゲームなわけですが、当初は訓練島で見知らぬ人がモンスター退治に快く協力してくれたり、日本語が話せない外人プレイヤーが日本サーバーをさまよっているなどの出会いがあり、かつ自分の好きなロード・オブ・ザ・リングのような中世ファンタジーの世界ということもあり、瞬く間に中毒に陥り、3ヶ月はかなり睡眠時間を削るほど遊んだものです。ギルドというコミュミティーに参加し、顔も知らない人と何気ない会話を毎日するという体験もこれが初めてでした。

ところが、同じギルドのメンバーから3ヶ月目にして、こころよくクエスト(ゲーム上の様々なタスク)の指南をしてあげたのにもかかわず廃人(ネットゲームのやりすぎで通常の生活が営めない人)呼ばわりされてから、育成したキャラクターも削除し、ゲームをやめたというのが初期でした。

【プレイ中期】
廃人呼ばわりされてから、半年間はこのEQ2からは遠ざかっていました。その間、ネットゲーム中毒症に関する米国や韓国、日本のネット記事を読み、ネットゲーム依存症に関していろいろと読みながら、自分の中に当時あったネットゲーム依存気質を考察したものです。

そんな記事を読みつつも、結局はゲームをしたいという欲求は完全に消えず、半年の冷却期間を置いてEQIIを再開しました。1ヶ月くらいはギルドにも加入せず、行きずりのグループ(野良GRP)募集などに参加しながらプレイしていましたが、育成レベルが中堅に入るとさすがにソロ活動では限界が見えてきて、またギルドに加入しました。かつて加入していたギルドが小規模だったため、小規模ギルドにトラウマがあったため、今度はなるべく大きなギルドに加入しようと、現在のギルドにひょんなことから入りました。

そこのギルドは運よくもギルドリーダーやオフィサーなど、ギルドを支える首脳陣が多く、大変居心地がよく、今現在もそんな首脳陣のご好意に甘えながら現在に至っております。

【最近は?】
そのような形で、いろいろと楽しませてもらっていますが、今年の3月あたりからは、キャラクターもかなり高レベルになって久しく、かつての新鮮味も薄れてしまったため、1ヶ月に1,2回インするかしないかになってしまいました。それでも、普段はクエストを解くのが中心のプレイスタイルでしたが、昨日、おとといと久しぶりにグループプレイに興じ、グループでの楽しさを久々に体感しました。

それでも、ある程度ゲームで用意されているマップをほとんど自由に行き来できるようになり、想像をふくらませるようなフロンティア・ゾーンが高レベルになるほど無くなっていくと同時に、よほど暇を感じない限りインしたいとは思わなくなってしまいました。

【結局自分にとってネットゲームとはなんだったのか?】
中世のファンタジックな世界に自分の身を置くということは、ある時期は現実逃避だったのかもしれませんが、いろんな人とのなにげない現実世界上の話もできたりと、自分のある意味癒しにはなっていたかと思います。

ネットゲームといえども、現実的なコミュニケーション感覚以上のある意味感覚がないとやっていけませんので、それなりの責任が伴います。よって、手放しに好き勝手できるところというわけでもありません。

結局自分にとってネットゲームとはなんだったのか?ということですけども、まあ楽しむためのものと言う以外に他ならないのですが、自分にとっての「セカンドライフ」なのでしょう。夢を見るところなのでしょう。

ギルドのメンバーや、ゆきずりのグループメンバーとの他愛もない会話を通して、ファンタジックな世界でファンタジックな冒険をすることで、自分と同じ現実に生きる人々がPCの向こうにはいるんだということを単に感じとりたかったのかもしれません。

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