2008/07/19

エイズ感染夫婦の体外受精の論点とは? 今時の「医療技術」vs「倫理」の事情

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エイズ感染夫婦の体外受精中断、「議論・検討を」と厚労省(2008年7月19日14時35分 読売新聞)

xmotorのランダムにニュースにコメントする自己企画

【論点】
このニュース何が問題なのか?ということですが、今後母子感染の恐れがある体外受精は倫理的にどうなのか?ということなのだろうと思います。

ただ、医療も発達したようで、夫の側のみ感染している場合は、精子からHIVを除去できるそうです。もちろん体外受精でないと感染しちゃいますがね…

今回、厚生労働省から待ったがかかった荻窪病院(東京都)倫理委員会の見解は、妻もエイズ感染していても、妻のHIVウィルス量が少ないので、確率的に母子感染率は0.5%なので、つまりはいいんじゃないか?といもの。

要はこの0.5%を許すのか?許さないのか?ということだと思いますけども…

なかなか論点が難しい問題です。

厚生労働省研究会が今月28日に公開会議を開いて議論するそうです。

【とりあえずの自分の見解】
薬害エイズ被害者らで作る、はばたき福祉事業団(東京都)の大平勝美理事長は、また新たな悲劇が起きないようにする、また、起きた場合の責任の所在を明確にすることが大事と言っています。

自分としては、起きる可能性を想定した後者の考え方はどうかとも思いますが、そのために夫婦の希望を摘み取っていいのか?という議論もあるようです。

そもそも、どちらの夫婦もエイズの場合って、子供つくると犯罪なんでしょうかね?その根本が自分わかっていません… 犯罪でないにしろ、子供がエイズになるということを分かっていながら子供をつくるのは確かにいかがなものかとは思います。しかし、そこが医学的にどれくらいの確立で危険性があるのかが実証されている上で、作るならどこまで許されるのか?ということだと思いますが…

むむ… 結構難しいですねこの問題…

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