2008/06/28

禁断のクロスオーバージャンル、クラブ・ジャズに言及した書籍、沖野 修也氏の「GROOVE presents クラブ・ジャズ入門」を読み始める




この沖野 修也氏の「GROOVE presents クラブ・ジャズ入門」という本、たまたま暇つぶしにと、近所では大きな書店の音楽関係の書籍があるところで、ハウスDJのLAURENT GARNIERの自伝とどっちにしようか迷った挙句最近購入したものです。

自分がこのクラブジャズという本格的なジャズでなくダンスミュージックのカテゴリーに入る音楽に興味を持ったのは、Mondo GrossoとかJamiroquiでしょうか?あとマンデイ満ちるとか… 自分のiTunesのジャンルカテゴリーにはいまだに"Acid Jazz"というカテゴリーがあります。あると言っても11アーティストしかいないんですが… 主要なところではジャミロクワイ、ブランニューへビーズ、インコグニート、モンドグロッソ初期とかでしょうか? このアーティスト群だけはPopsとかR&BとかElectronicaにもカテゴライズできない禁断のアーティストとなっています。

このJazzyなフレヴァーというはそれだけでひとつのジャンルとなりえるんでしょうが、このJazzの香りというのは、ちょっとスタイリッシュで大人な雰囲気をかもし出すには絶好の調合剤であるため、ジャジーというだけでカテゴライズしてしまうと、iTunesのライブラリがとんでもないことになってしまいますw

と、そのような自分の中でカテゴライズしようにもカテゴライズすることを拒否していた部分について言及しているのがこの書籍なのですが、実はまだ3分の1ぐらいしか読み進めていません。読み終わってから書こうとしたのですがとりあえず途中経過ということで・・・

この本には、ジャズを踊るためのツールとしてジャズを再発見したDJ達から発した80年代中盤のロンドンでのレアグルーヴ・ムーブメントに触発されて音楽の発信側に携わることとなった沖野氏のジャズDJとしての思想が詰め込まれているような感じがします。まだちょっとしか読んでませんが、今までジャジーというだけで分類不能だったこの言わば「クラブ・ジャズ」という括りがすごく整理されたような感じがしました。

自分としては音楽とは感じるものであって、書籍などで解釈するのは邪道だと思っていたので、あまり音楽雑誌などは反面教師的にしか読まなかったのですが、このジャジーというキーワードに関しては自分としてはかなり整理された思いがします。

まだ読み進めて途中ですが、同じ音楽でも視点、音楽を並び替えることによって別な解釈で聞くことができる着目点について、いわばDJの腕の見せ所の種明かしの断片が見えそうで大変興味が持てる本な様な気がします。

ということで、続きはもうちょっと読み進めてからということで…

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