2008/03/17

機動戦士ガンダム00(ダブルオー)はデヴィッド・リンチ?

機動戦士ガンダム00(ダブルオー)というアニメが毎週土曜日午後6時から放送されているのですが、これがすごいオモシロい!

自分は、小学生の時はもちろんガンプラも作ったし、中学生の時は、映画館でナウシカ、クラッシャージョーとかは見に行きましたが、それ以降は、あまりアニメは見ませんでした。もちろん、宮崎さんはもちろん、大友さんとか最近の押井さんのような大作は一応チェックはしてましたが・・・

自分は一応ファーストガンダム世代で、ガンダムの名セリフとかはピンクレディーの踊りが踊れるごとくわかっているはずなんですが、あんまり自分はそこまでファーストガンダムのストーリーがオモシロいとか心底思ったことがない(自分が幼すぎた?)のが正直なところです。逆にそれに劣等感すら感じるくらいですw

ガンダムがこの期に及んで気になりだしたのは、何か雑誌の記事で、ガンダム世代の上司とうまくやる方法みたいな記事があって、その中に、ガンダム名セリフのうまい会話への折り込み方というのがあって、(シャアの「認めたくないものだな」とかランバラルの「ザクとは違うのだよー」とか)うまく会話にガンダム名セリフを織り込み上司をニヤリとさせる・・・という記事(SPA!だったかな?)があって自分もニヤリとさせれた部分がある一方、知らないというかぴんとこないセリフもあり、ガンダム世代を自分なりに自負していたつもりが、実のところよくわかってないと言うことに、ちょっと劣等感というかかっこ悪さを感じてしまったんですね・・・何というか自分の世代が一番わかっていなければならないことを下の世代の方が知っていると恥ずかしいみたいな感覚です。

そんなこんなで、3巻で買うのを止めた安彦良和さんのコミック「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」を16巻まで買いそろえて読破し、映画もファースト3部作とZガンダムの3部作もレンタルして一気に見ました。それが、昨年でしょうか。

そんなこんなで自分の中でガンダムがマイブームになっている中、現れたのがこの新シリーズ「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」なんです。10月6日という自分の誕生日に放送が開始されたことにも何だか運命wを感じながら見たところ、時代設定は、西暦3000年あたりのガンダム至上初のリアル年号設定らしいというのと、地球に台頭する3大勢力が、アメリカ、ヨーロッパ、中国!というもっともらしい設定で、中国勢力(中国、ロシア、インド)のモビルスーツの名前が中国語というのが新鮮かつなんだかもっともらしく、かつデザインがミリタリーで昔のダグラムとかボトムズ風なのがなんだかすごく自分の中にはまったような気がしました。キャラクターデザイン(高河ゆん)も、その人がそもそも車田正美のファンらしく、車田正美のキャラ自体はリン賭けとか風魔の小次郎とかを週刊少年ジャンプでリアルで読んでいたのであまり違和感を感じませんでした。

それでもって、見た当初はほぼすべての登場人物や、出てくるデバイス(ガンダムを駆動するパワーユニットなど)、組織などが謎だらけで、見る回、見る回に(特にオープニング主題歌の前に放送される2分間部分で)謎の人物や組織の動き、過去のフラッシュバック(話の筋からは唐突なエピソードの割り込み)があり、ある意味デヴィッド・リンチのツインピークやマルホランド・ドライブまでは行かないまでも、時間が交錯して物語が進むことによって謎を紡ぎ合わせようと想像力をかき立てられるのだが、それが新しいエピソードで裏切られたりなど、かなり視聴者をじらすのがうまい作品だと思います。

最近はストーリー進行が落ち着いてきましたが、まだ謎はいっぱいあるので楽しみです。が、25話でとりあえず終わってしまうので残念です。あと3話しかない・・・。けれども後半25話はまた半年後にやるみたいですが・・・

久しぶりに少年に戻れるアニメです。

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